いまのよにかさねみるべき『はうぢゃうき:方丈記』かくもしるけきりんゑさんざん

<今の世に 重ね見るべき 『方丈記』 斯くも著けき 輪廻散々> ・・・後の世に「最悪の災厄の日」として語り継がれる<2011年11月10日:日本が(っていうか、わかってない政治屋が)TPP参加をついに国際公約!>・・・っ [...]

!近日発売?『古文単語1500マスタリング・ウェポン』PDF立ち読み版 & 基本450語まるごとWEB見本版

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名ばかりの古文単語集に引導渡す最終兵器近日発売・・・その33%をWEBでドッサリ御紹介 いらぬゑをえかきそこねてあかくあきいさやふゆこひはるかすむまて 要らぬ絵を描き損ねて赤く秋不知や冬恋春霞む迄 入らぬAO(推薦入試) [...]

【かかるホドに】・・・で書かれぬモノ

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -恋愛ばかりの古文世界-  日本の古文の世界は、男女の色恋模様だらけである。それはそうだ:「古文といえば平安時代」→「平安時代の古文と言えば、女流 [...]

【言問ふ】は、ただの質問のみにてはあらず

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  古典時代と現代との習俗の違いから来る錯覚語義は数多いが、「言ふ」や「住む」が「男が女に言い寄り、恋愛・夫婦関係を結ぶ」の語義になる場合などはその [...]

【歌】・・・うたた・・・うたて・・・

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「歌」と言えば、昔=「短歌」、今=「カラオケ」と、今も昔も妙に日本人には馴染みの深い芸当であるが、「歌ふ(うたふ)」という行為が、その語源に於い [...]

「すさび」がすさんで感じるわけ

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「すさんだ生活態度」、「すさまじい凶暴さ」等々、現代日本語にも引き継がれる「すさぶ」・「すさむ」の否定的語感は、その語源に含まれる「進む」に由来 [...]

【つれなし】と【うたて】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -他者に「連れ」て動くべし、との古典時代の貴人意識-  「つれなし」は、現代にもなお「つれない態度」などとして残る語であるから、「こちらの感情にま [...]

【すくすく】・【すくよか】が嫌われる時代&土地柄

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -現代人はストレートがお好き-  「すく」は、「すっく」(と背筋を伸ばして立つ)とか「まっすぐ」(straight一気通貫面前二翻)とかの直線的イ [...]

【見る】は恋愛の始まり?それとも終わり?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -「あひみる」までが一苦労の古典時代-  現代語とあまりに異なる意味に愕然とさせられる古語も多いが、「見る」が「男と女が、恋人同士になるor肉体関 [...]

古典時代の【垣間見】は罪にはあらず

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  うら若き女性が縁側に座っている姿を垣根越しに覗き込むのは、現代日本なら犯罪行為だが、古典時代の「垣間見=かいばみorかいまみ」は恋の小道具。   [...]

【さらしな日記】って公開ブログ?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -「私ってこんなヒトなのよー」的な公開録としての中古日記文学-  「さらし(ちゃいな)にっき」=大勢の人に読んでもらえるようにブログやツイッター上 [...]

【のたまふ】=「のりたまふ」

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  古文での出現度数が極めて高い「のたまふ」は、現代語では「宣う・曰う」などと書くが、語源的には「告り+給ふ=のりたまふ→のたまふ」である。 -「の [...]

【おす】【めす】【はむ】【くふ/くらふ】【たぶ】ん?・・・【マイル】還元、オッケーですか?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  大方の言語学的に無知な日本人は、「敬語」という代物を異常なほど恭しく崇め奉っていて、それが「マトモに使えぬ連中=無教育者」vs.「まともに使いこ [...]

【たまふ】?【たまふる】?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「尊敬」が「謙譲」に化けたり、「使役」を「尊敬」のつもりで使ったり、といった古語の敬語のややこしさは『扶桑語り』中で幾度も指摘し続けているおなじ [...]

【たまはる】人は目下?目上?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -元来受動態の「たまはる」-  現代日本語の「賜わる(たまわる)」もそうであるが、中世以降のこの語は「目上の人が、目下の人に、何かを与えてくださる [...]

素のままでは使わず、必ず他の敬語にブッ刺す形で使う「尊敬」の【す】・【さす】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -「尊敬表現」に添えて二重に敬意を高める「す」・「さす」-  元来「使役」の助動詞「す」・「さす」は、「自らは事を為さず、他者を使役して事を為さし [...]

【rural:る・らる】(いなか)は「否:いな」のみ「可」なのが鎌倉以前

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -「る・らる」=「可能」とは、誇大広告に非ずや?-  助動詞「る」(四段・ナ変・ラ変に付く)及び「らる」(四段・ナ変・ラ変以外に付く)は守備範囲の [...]

【す】【さす】の「使役」が「尊敬」に転じる理由

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -他者を「使役」する立場の者=上位者、という原理-  元来「使役」の助動詞である「す」・「さす」が「尊敬」に転じる理由は明快である:「自分自身では [...]

【ゆ】【らゆ】~【らる】【る】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座 -中古の「る」・「らる」/上代の「ゆ」・「らゆ」-  「自発」の助動詞「る」・「らる」は中古以降の成立で、上代には「ゆ」・「らゆ」であった。その用 [...]

【為す】にならない【なす】は【做す】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「なす」は一般に「為す=行なう、do」であるが、動詞連用形「~」の後に付ける造語成分としての「なす」は「做す」であり、「本来・・・でもないものを [...]

ぼかして【ものす】るその心理

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  直接的に事を運びたがらぬ古典時代の貴人意識が反映された表現の一つがこの「ものす」。最も忌避されるべき不吉な「死ぬ」の代用語として用いられるのはも [...]

ことなしび、ことなすぢ(from『扶桑語り』)

 政界は相も変わらず迷走続き。三月十一日の大震災から三月を経てなおこの施策不在・・・だが、民間レベルの思索不在もまた深刻・・・「巨大な難題は政治の仕事:自分はただ、今まで通りの仕事(&生活&権利)にすがりつくのみ」の発想 [...]

【為す・成す】を蔑み、【成る】を喜ぶ御公家さん

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「作為」・「人為」と書けばその「自然ならざる強引さ」が際立ち、「成す・做す」とすればその「本来違うものへと作り替える身勝手さ」が目立つ・・・とい [...]

【為】さば【成】る、【為】さ【む】は【いやし】の貴人(or奇人or倭人)哉

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  「稀稀彼の高安に来て見れば、初めこそ心憎くも作りけれ、今は打ち解けて、手づから飯匙取りて、笥子の器物に盛りけるを見て、心憂がりて行かずなりにけり [...]

心【はゆ】のか【ははす】のか

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  【心延へ】と【心延せ】はどう違うか? ― この種の質問にスパッと答えられるようになるのが語学の良いところである。  「延へ」と「延せ」は、ともに [...]

「きしかた」?「こしかた」?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  ここで、どうでもよい古典的読み分けについて一席。「来し方行く先」と書いて、どう読むか?また、どういう意味か?・・・こたえ:平安中期までは「A)き [...]

「・・・せば」なかりせば、「き」の未然形もなからまし

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  古典助動詞の中でも実はあまり登場頻度の高いわけではないのが「直接体験過去」と呼ばれる助動詞「き」である。御仲間の「けり」は物語にも詩文にも頻繁に [...]

仏教説話は断定的「なりき」

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  直接体験過去の助動詞と呼ばれる「き」は、自分自身が直接体験したものとしての過去を指すものとされるため、物語の記述の中では、伝聞過去と呼ばれる「け [...]

【ぬべし】って否定?

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  初学者が陥りがちな誤りに、完了助動詞の「ぬ」を否定助動詞「ぬ(=ず連体形)」と勘違いする、というものがある。  この「ぬべし」もまた、古文初心者 [...]

【つ】って言っても「完了」じゃないの?・・・ったく、早く言っ【てよ】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  辞書や教科書には「完了」助動詞と書いてある「つ」は、日本人には英語の完了形記号「have」を思い浮かべさせる・・・が、この助動詞にはもう一つ大事 [...]

直接体験過去の【き】&英語仮定法過去・過去完了に見る視点の相違(「みやり」vs.「みおこし」論)

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  古文業界でよく語られる事柄として、<【けり】は他者から聞いた伝聞としての過去><【き】は自ら体験した直接体験としての過去>という区分がある。「き [...]

【けり】を付けるのは話者の主観

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  古語の「けり」はよく「過去の助動詞」と呼ばれるが、英語の動詞末尾に「…ed」を付けての「過去形」とは質的に全く異なるのが「連用形+け [...]

【あり】【はべり】昔は【き】【けり】【つ】【ぬ】【り】【たり】

WEB古文講座『扶桑語り』より・・・「古語随想」ちょいかじり和語教養講座  読者は御存知だろうか、日本語には、今も昔も「過去形」がないという事実を。  驚くことはない:お隣り「中国語」の動詞にも「現在形」しかない。そこに [...]

ろまん燈籠

ろまん燈籠 太宰治        その一  八年まえに亡くなった、あの有名な洋画の大家、入江新之助氏の遺家族は皆すこし変っているようである。いや、変調子というのではなく、案外そのような暮しかたのほうが正しいので、かえって [...]

方丈記006)大地の激震・人の変心(元暦大震災:1185年7月9日)

 また、同じころとかよ、おびたたしく大地震ふること侍りき。そのさま、よのつねならず。山はくづれて、河を埋み、海は傾きて、陸地をひたせり。土裂けて、水湧き出で、巌割れて、谷にまろび入る。なぎさ漕ぐ舟は波にただよひ、道行く馬 [...]

0065)煩悩の数も撞くとや除夜の鐘一夜限りで消さましきものを

煩悩の 数も撞く/尽くとや  除夜の鐘   一夜/人世限りで 消さましき/今朝も悪しきものを   『大晦日の夜に百八つ撞く除夜の鐘は、人間の抱える煩悩の数だけ撞くのだと聞くが、本当に百八つだけで人間の煩悩の数が終わりにな [...]

0064)出で来るに時を選ばぬ物思ひ憂くも嬉しく書き出だしけり

出で来るに 時を選ばぬ  物思ひ   憂く/浮くも嬉しく 書き出だしけり 『思い煩う想念は、いついかなる時にいきなり出て来るかわからない。それは憂鬱で煩わしい想いではあるけれども、そんな憂愁の念が脳裏に浮かぶのがまた嬉し [...]

0063)頼り無き身をば互に思ひつつ暮るる師走の文優しかり

便り無き/頼り無き 身をば形見に/互に   思ひつつ    呉るる/暮るる師走の 文優しかり/恥しかり 『今年もまた目立った消息を聞くこともないまま年の瀬を迎えてしまったが、せめてこの手紙を、離れて会えぬ自分自身の代わり [...]

0062)犬猫も 親同胞は 在りけむを 宵闇独り 何処消ゆらむ

犬猫も 親同胞は  在りけむを   宵闇独り 何処消ゆらむ 『犬や猫にだって、親兄弟は当然いただろうに、夜の闇の中、ひとりぼっちで一体どこへ消え行こうとするのか?・・・待っている誰かはいるのだろうか?』 ← 前章へ戻る  [...]

0061)月影に 氷る心の 人ならで 見守られてぞ 有りし我等よ

月影に 氷る心の  人ならで   見守られてぞ 有りし我等よ 『目立って立ち回る人ではなく、冷たい気持ちのように見えることさえある人だったが、実は温かい心で、陰ながら我々を見守ってくれていた、そんな月下氷人のあの人がいて [...]

0060)愛し児は 傅き果てむも 愚かなり ねぶる末の世 如何ゆかしき

愛し児は 傅き果てむも  愚かなり   ねぶる/睡る末の世 如何ゆかしき 『可愛い我が子は、どこまでもいつまで永遠に大事に育ててやりたいと思っても、所詮そんなことはできはしない。そんなことをしようとするのは愚かなことだ。 [...]

0059)羽ばたくに 重き縁に 立ちかねて 交はす羽の緒 長くともがな

羽ばたくに 重き縁/え西に  断ち/立ちかねて   交はす羽の緒 長くともがな 『君を捨ててまで雄飛を目指して意気込んでいた自分だが、君との絆の重さに、これを断ち切ることはできなくて、西へと旅立つ決意も失せた。今はこうし [...]

0058)物思ふ 事無き列の 千歳より 刹那常磐の 今ぞ尊き

物思ふ 事無き列の  千歳より   刹那常磐の 今ぞ尊き 『ろくに物事も考えない連中の千年分よりも、一瞬が永遠と言える私の今の方が立派な価値がある。』 あるいはまた:   『人を愛す・・・ただそれだけの事で、一瞬一瞬が永 [...]

0057)見交はせば 言も次第も 有るべきか ここだ恋しき あなた在りせば

見交はせば 言/事も次第も  有るべきか   ここだ/此処だ恋しき 貴方/彼方在りせば 『(貴方は、色々と事情があるとか、逢い引きにも然るべき手順があるとか言うけれども)二人出会ってお互いの顔を見つめ合ってさえおれば、そ [...]

0056)言の葉の 間わりなう 胸早み 知れる思ひの あな目覚ましや

言の葉の 間わりなう  胸早み   知れる/痴れる思ひの あな目覚ましや 『言葉がふと途切れたその合間に、理由もなく無性に胸がどきどき高鳴ってきて、それで初めてわかった・・・(ああ、自分はこの人に恋してるんだ)って・・・ [...]

0055)射干玉の 闇に渡らふ 白鳥は 著しも虚し 夜にてあるかも

射干玉の 闇に渡らふ  白鳥は   験/標・印・証・著しも虚し 夜/世にてあるかも 『真っ暗な闇の中を渡って行く白鳥は、目にも鮮やかなその純白の色の効果(価値・甲斐・目印・証拠)も効き目がないことだなあ、漆黒の夜の中とあ [...]

0054)惜しむ名も 無き身頼みて 甲斐無くば 恨む仇とて 無くとこそ知れ

惜しむ名も 無き身頼みて  甲斐無くば   恨む仇/徒とて 無く(泣く)とこそ知れ 『相手の信頼を裏切ることで失うことになる名も名誉もないような相手を信頼して、その結果期待はずれで虚しいことになったとしても、恨むべき相手 [...]

0053)夢枕立たる/断たる形のけやけきに猶恨まるる朝明なりけり

夢枕 立たる/断たる形の  けやけきに   猶恨まるる 朝明なりけり 『現実の世界の中ではもう会う機会を断たれてしまったあの方が、夜の夢の中、私の枕元に降り立って下さった。その姿は夢とは思えぬほどにはっきりとして、清く澄 [...]

0052)才無がり才がる烏滸に如かめやも烏滸たる者に贈る物無し

才無がり 才がる烏滸に  如かめやも   怠る者/烏滸たる者に 後る者/贈る物無し 『「私、バカですから。」などと、他人の前で自分を卑下することで、とんでもない事を平然としでかす口実にしている自称バカの連中は、自分で自分 [...]

0051)掻い餅 思い着くとて 食はるるか 捏ねて搗きてぞ 万所得

掻い餅 思い着くとて  食はるるか   捏ねて搗きてぞ 万所得 『頭の中で思い着いたから、と言って、絵空事の掻き餅が食えるだろうか?食えはしない。実際の杵と臼を使って餅米を捏ねて搗いてを繰り返して初めて、口にすることがで [...]

0051)かいもちひおもいつくとてくはるるかこねてつきてぞよろづせうとく

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0050)忠実ならで 生きる術とて 無き身には 妬しともなき 縁なる人よ

忠実ならで 生きる術とて  無き身には   妬し/寝たしともなき 縁/艶なる人よ 『私のように、実直に生きる以外に生きる手段のない人間にとっては、とくに羨ましい(一夜を共にしてみたい)とも思えない、あなたはそんな無縁の( [...]

0049)何の為 惑はば辛き 草草も 専と汝が為 物す我なり

何の為 惑はば辛き  草草も   専と汝が為 物す我なり 『一体何のために自分はこんな辛いことをしているのだろう、と、疑問を持ってやったとしたらしんどい様々な物事でも、これはひたすらあなたのためにやっているのだ、と思って [...]

0049)なんのためまどはばつらきくさぐさもひたとながためものすわれなり

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0048)怪しうぞ恋痴れ惑ふ事尽きてふと思へらく我も旧るかな

怪しうぞ 恋痴れ惑ふ  事尽きて    ふと思へらく 我も旧るかな 『異様なくらいに激しい恋をして頭も変になり途方に暮れる、などという事もなくなって、不意に気付いて思うことは・・・私も年を取って、かつての新鮮さが失われて [...]

0047)頼らるる 苦を楽と成す 人ならで 何の快楽を 一人尽くさん

頼らるる 苦を楽と成す  人ならで   何の快楽を 一人尽くさん 『その人に頼られているのだから、頑張らねば、と思えば、苦しいことも楽しく思える、そういう魔法のパートナーあってこそ人生は楽しい。共に楽しむ相手もなしに、一 [...]

0046)言葉のみ頼り過ぐすは烏滸なれや誠宿るは行なひなりけり

言葉のみ 頼り過ぐすは  烏滸なれや   誠宿るは 行なひなりけり 『口先ばかりに終始する言葉というものを、あまり信頼し過ぎて生きるのは、愚か者のすることでしょう。本当の心というものは、行動の中にこそ宿るものなのです。』 [...]

0046)ことばのみたよりすぐすはをこなれやまことやどるはおこなひなりけり

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0045)知る者の 斯くとこそ知る 痴れ言の 心有る身に いかで苦しき

知(痴)る者の 斯く(書く)とこそ知る  痴れ言の   心有る身に いかで苦しき 『物事の真の姿を見抜く能力のある者が見れば、これは愚か者の書いた戯言だ、と認識できるようなくだらぬ物事は、道理を弁えた人間にとってみれば、 [...]

0044)在り経りの 重み形振り 狂はせて 渡る慣らひの 斜めなるかな

在り経りの 重み形振り  狂はせて   渡る慣らひの 斜めなるかな 『ただそこに存在しているから、あるいは長年存在し続けてきたから、というだけの理由で、つまらない物事でもそこに重みが生じてしまうので、その存在や伝統の重み [...]

0044)ありふりのおもみなりふりくるはせてわたるならひのなのめなるかな

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0043)問ふ人も無しと思はば斯くやある並べて世に問ふ問はず語りよ

問ふ人も 無しと思はば  斯く/書くやある   並べて世に問ふ 問はず語りよ 『聞いてくれる人が誰もいないと思ったら、こんな風に書いたりするだろうか?いや、すまい。取り立てて誰に語るというのではなく、世界中の全ての人を相 [...]

0042)笑み交はすともなく然りても斯く在るは現事なる昔なりけり

笑み交はすともなく/友無く然りても/去りても  斯く在るは/描く。有るは    現異なる/現事なる昔なりけり   『誰とにっこり微笑み交わし合うでもなく、それでもこうして私は存在している・・・今、目の前にある現実とは違う [...]

0041)言ひさして ゆかしがりけむ 人ありし 昔の夢を 今は誰ぞ聞く

言ひさして ゆかしがりけむ  人ありし   昔の夢を 今は誰ぞ聞く 『言いかけて途中でやめると、「なになに?教えてよ。」とその先を知りたがったであろう人がいてくれた、私の昔の儚い思いを、懐かしそうにいま口に出したとて、い [...]

0040)何時しかと 今は定かに 覚えぬも 早経にけらし 昔見し日々

何時しかと 今は定かに  覚えぬも   早経にけらし 昔見し日々 『それは一体いつのことだったか、と、今でははっきりと思い出せないけれども、いつの間にやら早くも過ぎ去ってしまったようだ、輝きに満ちていた、あの懐かしい昔の [...]

0040)いつしかといまはさだかにおぼえぬもはやへにけらしむかしみしひび

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0039)数に負ふ 人は時めき 時に消ゆ 名にし実に負ふ 人ぞ尊き

数に負ふ 人は時めき  時に消ゆ   名にし実に負ふ 人ぞ尊き 『数の多さを頼りに、力ずくで事を為そうとする人は、時流に乗って栄えることはあっても、時が経てば嘘のように消え去ってしまうものだ。世間に広くその名も知れ渡り、 [...]

0038)数の利を 人の理と見る 痴れ者の 分け領る国に 人の幸無し

数の利/理を 人の理と見る  痴れ者の   分け領る/訳知る国に 人の幸無し 『数の上での優勢だの、単純明快で扱いやすい数字の上だけの理屈だのが、そのまま人間界に通じる真理である、などとみなす馬鹿者どもが、他人には分から [...]

0037)然るは 唯 亦会はん世の 急ぎとや 縁ゆかしき ゆくりなさかな

然(去)るは 唯 亦会はん世の  急ぎとや   縁ゆかしき ゆくりなさかな 『こうして慌ただしく行ってしまうとは、いずれまたあるだろう別世界での出会いに備えての準備、ということなのだろうか。縁というものの不思議な懐かしさ [...]

0036)あやなくも 文の綾取る 僻心 暮らす天下の 気色有るかも

あやなくも 文の綾取る  僻心   暮らす/暗す天下の 気色有るかも 『意味もないのに、言葉の綾を捕まえてとやかく言うような間違った心の持ち主が、大手を振るって暮らしている世の中は、暗く曇って気色が悪いことだなあ。』 ← [...]

0035)世の中は とりどりなるに 人は皆 並べて語りの あぢきなきかな

世の中は とりどりなるに  人は皆   並べて語りの あぢきなきかな 『世間というのは、それぞれがめいめい異なった個性を持っているというのに、世間の連中はみんな「およそ人間というものは皆・・・だ。」などとおしなべて全員を [...]

0035)よのなかはとりどりなるにひとはみななべてがたりのあぢきなきかな

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0034)怨みては 然もやと思ふ 身ながらも 見る目なからむ 水茎の跡

怨みては/浦見ては 然もやと思ふ  身ながら/見ながらも   見る目/海松布なからむ 水茎の跡 『逢瀬が途絶えて恨めしく思いながらも、なるほどそれも当然かもしれないな、と、我ながらそうも思ってしまう。見るからに醜悪で、逢 [...]