百一019文法)難波潟みじかき葦のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや

難波潟みじかき葦のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや

品詞分解
なにはがた【難波潟】<名>
みじかき【短き】<形ク>連体形
あし【葦】<名>
の【の】<格助>
 ふし【】<名>・・・「節」
 ふし【】<自サ四>連用形・・・「臥し」
の【の】<格助>
ま【間】<名>
も【も】<係助>
 あは【】<他ハ四>未然形・・・「逢は」
 あわ【】<名>・・・「泡」
で【で】<接助>
こ【此】<代名>
の【の】<格助>
 よ【】<名>・・・「節」
 よ【】<名>・・・「世」
 よ【】<名>・・・「夜」
を【を】<格助>
すぐし【過ぐし】<他サ四>連用形
てよ【てよ】<助動_完了>命令形
と【と】<格助>
や【や】<係助>

修辞法
掛詞

<ふしの間>
1)「節の間(幹の間の膨らんだ部分の空間的間隔)」
2)「臥しの間(男女の共寝の時間)」
<あはで・あわで>
1)「逢はで(逢うこともないままに)」
2)「泡で(水辺に浮かんでは消える水の泡みたいに)」
<よ>
1)「節(芦の幹と幹の間の膨らみ)」
2)「世(男女の仲/人生)」
3)「夜(共寝の時)」

縁語

<あは・あわ>
「逢は」(でこの世を)・・・「あわ(泡)」を介して「潟」につながる
<よ>
(逢はでこの)「世」(を過ぐしてよ)・・・「節(よ)」を介して「葦・蘆・芦」につながる

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