百一048文法)風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな

風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな

品詞分解
かぜ【風】<名>
を【を】<格助>
いた【甚】<形ク>語幹+み【み】<接尾>
いは【岩】<名>
うつ【打つ】<他タ四>連体形
なみ【波】<名>
の【の】<格助>
おのれ【己】<代名>
のみ【のみ】<副助>
くだけ【砕け】<自カ下二>連用形
て【て】<接助>
もの【物】<名>
を【を】<格助>
おもふ【思ふ】<他ハ四>連体形
ころ【頃】<名>
かな【かな】<終助>

修辞法
本歌取り

「山がつの刈り干す麦の穂の砕けて物を思ふ頃かな」『好忠集』曾禰好忠
山里に暮らす下層民の畑に刈り取られ干されている麦の穂・・・が、はぜて砕けて米になる・・・ように、思わぬ想念が心の中に乱れ飛ぶ、恋する季節になったものだなあ。

序詞

「かぜをいたみいはうつなみの」は「くだけて」を導く

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