百一088文法)難波江の蘆のかりねの一夜ゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき

難波江の蘆のかりねの一夜ゆゑみをつくしてや恋ひわたるべき

品詞分解
なにはえ【難波江】<名>
の【の】<格助>
あし【葦】<名>
の【の】<格助>
 かりね【】<名>・・・「刈り根」
 かりね【】<名>・・・「仮り寝」
の【の】<格助>
 ひとよ【】<名>・・・「一節」
 ひとよ【】<名>・・・「一夜」
ゆゑ【故】<名>
 みをつくし【】<名>・・・「澪標」
 み【】<名>・・・「身」
 を【】<格助>
 つくし【】<他サ四>連用形・・・「尽くし」
て【て】<接助>
や【や】<係助>
こひ【恋ひ】<他ハ上二>連用形
わたる【渡る】<自ラ四>終止形
べき【べき】<助動_推量>連体形・・・「や」との係り結び

修辞法
掛詞

<かりね>
1)(葦の)「刈り根」
2)(旅先の宿での)「仮り寝」
<ひとよ>
1)(葦の)「一節」
2)(行きずりの男性と過ごす)「一夜」
<みをつくし>
1)「澪標」
2)「身を尽くし」

縁語

<ひとよ>
(宿での仮寝の)「一夜」・・・(葦の刈り根の)「一節」を介して「葦」につながり、「葦」・「刈り根」・「一節」は「難波江」につながる
<みをつくし>
(恋情に)「身を尽くし」・・・(水源標識の)「澪標」を介して「難波江」につながる
<わたる>
(恋ひ)「渡る」・・・「難波江」を「渡る」につながる

序詞

「なにはえのあしの」は「かりね(刈り根・・・仮寝)」及び「ひとよ(一節・・・一夜)」を導く

歌枕

難波江摂津の国)

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