百一091文法)きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣片敷きひとりかも寝む

きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣片敷きひとりかも寝む

品詞分解
きりぎりす【蟋蟀】<名>
なく【鳴く】<自カ四>連体形
や【や】<間投助>
しもよ【霜夜】<名>
の【の】<格助>
 さむしろ【】<名>・・・「さ筵」
 さむし【】<形ク>・・・「寒し」
に【に】<格助>
ころも【衣】<名>
かたしき【片敷き】<他カ四>連用形
ひとり【一人】<名>
か【か】<係助>
も【も】<係助>
ね【寝】<自ナ下二>未然形
む【む】<助動_推量>連体形・・・「も」との係り結び

修辞法
本歌取り

「わがふるはさず玉の浦に衣片敷きひとりかも寝む」『万葉集』九・一六九二
(私の愛する女性には逢わせてもらえずに、玉之浦の宿所で、私一人の着物の袖だけを枕に、今夜は寝ることになる・・・のかなあ)
さむしろに衣片敷き今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」『古今集』恋四・六八九(よみ人しらず)
(小さなの上に一人着物の袖を枕にして、今夜、彼女は、あの宇治の橋姫は、私を待っているのだろうかなあ)
「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む『拾遺集』恋三・七七八(柿本人麻呂)・・・『小倉百人一首』第3番歌

掛詞

<さむしろ>
1)「さ筵」
2)「寒し」

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