百一093文法)世の中は常にもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも

世の中は常にもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも

品詞分解
よのなか【世の中】<名>
は【は】<係助>
つね【常】<名>
に【に】<助動_断定>連用形
もがも【もがも】<終助>
な【な】<終助>
なぎさ【渚】<名>
こぐ【漕ぐ】<他ガ四>連体形
あま【海人】<名>
の【の】<格助>
をぶね【小舟】<名>
の【の】<格助>
つなで【綱手】<名>
かなし【悲し】<形シク>終止形
も【も】<終助>

修辞法
本歌取り

川上のゆつ岩群に草さず常にもがもな常処女にて」『万葉集』一・二二(吹芡刀自
(流れる水のほとばしりを浴びて、雑草のはびこることもなく、いつまでも清く輝く川縁の岩のように、貴女(=伊勢神宮に参詣した十市皇女)がいつまでも瑞々しい乙女であり続けますように)
陸奥はいづくはあれど塩釜ぐ舟の綱手かなしも」『古今集』東歌・一〇八八(よみ人しらず)
(東北名物色々あれども、何と言っても第一番はあの塩竃の浦。浜辺を漕ぎ行く船が船引く引き綱の、しみじみ心に染みることよ。)

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