百一095文法)おほけなく憂き世の民におほふかなわが立つ杣に墨染の袖

おほけなく憂き世の民におほふかなわが立つ杣に墨染の袖

品詞分解
おほけなく【おほけなく】<形ク>連用形
うきよ【憂き世】<名>
の【の】<格助>
たみ【民】<名>
に【に】<格助>
おほふ【覆ふ】<他ハ四>連体形
かな【かな】<終助>
わ【我】<代名>
が【が】<格助>
たつ【立つ】<自タ四>連体形
そま【杣】<名>
に【に】<格助>
 すみぞめ【】<名>・・・「墨染」
 すみ【】<自マ四>・・・「住み」
 そめ【】<補動>連用形・・・「初め」
の【の】<格助>
そで【袖】<名>

修辞法
本説取り

阿耨多羅三藐三菩提の仏たちわが立つ冥加あらせたまへ」『新勅撰集』釈教・一九二〇(伝教大師)を踏まえる。
(最高の真理に到達した仏達よ、この比叡山の木を切り出して建てた延暦寺に、どうかその大いなる保護の力を及ぼしたまえ)

掛詞

<すみぞめ>
1)「墨染」
2)「住み初め」

縁語

<たつ>
(我が)「立つ」・・・「断つ」を介して「袖」につながる

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