百一004)たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ


田子の裏に うちいでて見れば
  白妙の
    富士の高嶺に 雪は降りつつ

山部赤人(やまべのあかひと)
男性(c.660-c.733)
『新古今集』冬・六七五

Coming out of the corridor of pinewoods into Tagonoura,
What traps my sight but the big, wide and great
Mount Fuji already white with snow on top of her heavenly heights
From bottoms of autumnal hearts we look up with wondrous sighs.

駿河湾のほとり、田子の浦の松林の廻廊を抜け、
眺望の開けた海辺に出て振り仰ぐ、遙か彼方の霊峰富士
・・・妙なる白を帯びたその山頂には、
もう、雪がしんしんと降っているのだなあ。

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