百一010)これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも あふさかのせき


これやこの 行くも帰るも
  別れては
    知るも知らぬも 逢坂の関

蝉丸(せみまる)
男性(平安初期)
『後撰集』雑一・一〇八九

Whoever comes in and out,
Friends and strangers alike,
It’s here that everyone departs ―
Ausaka ― slope of encounter.

都を離れて行く人も地方から帰って来る人も、
出立する旅人もそれを見送る人達も、
みんなこの場所を通って行く・・・
見知った人も見知らぬ他人も、
これを限りのお別れかもしれないけれども、
とにかくみんなここに出逢い、
そしてまた散り散りに消えて行く
・・・ここは「大坂(逢う坂)の関」、
出会いと別れの交差点。

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