百一015)きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ


君がため 春の野にいでて
  若菜摘む
    わが衣手に 雪は降りつつ

光孝天皇(くゎうかうてんわう)
男性(830-887)
『古今集』春上・二一

Out in the field I pick up spring herbs for you.
Snow is falling down on my prematurely busy sleeves.

大事なあなたに贈るため、春の野に出て若草を摘んでいます。
春だ、春だ、と逸る心を冷やかすかのように、
私の袖には冬の名残の雪が降りかかっていますけどね。

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