百一017)ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは


ちはやぶる 神代も聞かず
  竜田川
    韓紅に 水くくるとは

在原業平(ありはらのなりひら)
aka.在原業平朝臣(ありはらのなりひらあそん)
男性(825-880)
『古今集』秋下・二九四

Way back when Gods’ acts were rampant on the earth
Nothing like this scene, I’m sure, was ever witnessed.
Watery carpet stretching over Tatsutagawa
Dyed in total scarlet with floating maple leaves.

まだこの世が平らかに治まらず、
荒ぶる神々の威力が地上のあちこちに吹き荒れていた
という上代の世にさえも、これほど神秘的な美の伝説は、
聞いたことがありません・・・
それほどの素晴らしさですよ、
秋の竜田川に散り敷く紅葉が、川一面をあたかも一枚の
真っ赤な括り染めのごとく彩っているこの情景は。

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