百一018)すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ


住江の 岸による波
  よるさへや
    夢の通ひ路 人目よくらむ

藤原敏行(ふぢはらのとしゆき)
aka.藤原敏行朝臣(ふぢはらのとしゆきあそん)
男性(?-901or907)
『古今集』恋二・五五九

Shoal of Suminoe is approached by waves after waves,
While my precious one, inapproachable in the light of day
Shuns me even in dreams… what makes you so coldly shy?

住吉の岸辺に打ち寄せる波・・・寄せては返す波のごとく、
私の心も揺れています ― どうしてあなたに逢えないのだろう、と
・・・昼日中には会えぬまでも、
せめて夜の夢の中ぐらいは逢ってくれてもいいでしょうに、
その通い路さえも閉ざされているなんて・・・辛すぎます。

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