百一020)わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ


わびぬれば 今はた同じ
  難波なる
    みをつくしても 逢はむとぞ思ふ

元良親王(もとよししんわう)
男性(890-943)
『後撰集』恋五・九六〇

Downhearted as deep as watermark pole in the mud of the sea of Naniwa,
As good as dead am I dying to see you again in vain.
Drowned in love I dread no death, why should I miss a life without you?

難波潟の水先案内の澪標、
水に沈んで動かないあの杭のように、
この身を捨ててでもあなたに逢いたい・・・
逢えれば死んでも悔いはない・・・
逢えずにただただ思いに沈む、
今の私はもう死んだも同然の身なのですから。

一首 前へ←  『小倉百人一首』  →一首 後へ
・・・かるた取り名人目指すなら、こちら→
★この和歌を自分の「Twitter(ツィッター)」アカウント上で紹介→