百一021)いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつき をまちいでつるかな


いま来むと いひしばかりに
  長月の
    有り明けの月を 待ちいでつるかな

素性法師(そせいほふし)
男性(?-c.910)
『古今集』恋四・六九一

“I won’t take long,” ― your words I took as true
Kept me up through the night alone with the moon
Hanging up in morning sky wondering how to close the night.

あなたが「すぐに会いに行きます」と言ったばかりに、
秋の長夜を一人きり、
待てど暮らせど来ぬあなたに待ちぼうけを食わされて、
白みはじめた空に沈みもせずに居残る夜明けの月を、
見送る羽目になってしまいましたよ。

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