百一023)つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど


月見れば ちぢに物こそ
  悲しけれ
    わが身ひとつの 秋にはあらねど

大江千里(おほえのちさと)
男性(官歴あり=883-903)
『古今集』秋上・一九三

The sight of the moon sets me namelessly sad,
As if her radiant gleam were solely for my grief.
Am I alone on earth in selfish wayward sigh?

月を見ると、あれこれ思いが交錯して、
物悲しいことだなあ・・・
べつに、秋の風情は、
この私一人を悲しませるためにあるのではないけれど。

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