百一030)ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし


有明の つれなく見えし
  別れより
    暁ばかり 憂きものはなし

壬生忠岑(みぶのただみね)
男性(c.860-c.920)
『古今集』恋三・六二五

Moon in the morn as vacant as my heart,
Gone was the night, so was my love.
Nothing since then gives me so much grief
As downhearted dawn I greet without you.

夜が終わっても、明け方の空に、
名残り惜しげに残る月・・・
早くも明けてしまったその朝が薄情に感じられた、
あの、あなたとのお別れ以来、私にとって、
夜明け時ほど心に辛く感じるものは、他にありません。

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