百一032)やまがはに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり


山川に 風のかけたる
  しがらみは
    流れもあへぬ 紅葉なりけり

春道列樹(はるみちのつらき)
男性(?-920)
『古今集』秋下・三〇三

Who in such deep mountains put poles to tame river’s flow?
My eyes are here caught by the coat of stationary leaves.
I pause and ponder to envision the invisible hands:
The wind was behind this naturally artful beauty!

水の勢いを堰き止める柵は、
川と共に暮らす人間が掛けるはずのもの
・・・人里離れたこんな山奥に、どうしてそれがあるのだろう
・・・と、よくよく目を凝らして見れば、それは、
流れ切れずに水面に浮かぶ紅葉を散らした風のいたずら。

一首 前へ←  『小倉百人一首』  →一首 後へ
・・・かるた取り名人目指すなら、こちら→
★この和歌を自分の「Twitter(ツィッター)」アカウント上で紹介→