百一033)ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ


久方の 光のどけき
  春の日に
    静心なく 花の散るらむ

紀友則(きのとものり)
男性(c.845-907)
『古今集』春下・八四

The sunshine from yonder gentle upon a spring day
Sees off falling flowers so busy alone in the scene…
Can’t you stop to think what hastens you so much?
Don’t you see what’s left behind would miss you too much?

穏やかな春の日、のどかに流れる時間の中で、
桜の花びらだけが、落ち着かぬ心持ちで
散るを急ぐのは、
いったいどうしてなんだろう。

一首 前へ←  『小倉百人一首』  →一首 後へ
・・・かるた取り名人目指すなら、こちら→
★この和歌を自分の「Twitter(ツィッター)」アカウント上で紹介→