百一035)ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける


人はいさ 心も知らず
  ふるさとは
    花ぞ昔の 香ににほひける

紀貫之(きのつらゆき)
男性(c.866-945)
『古今集』春上・四二

What color you wear deep down at your heart
Is not so clear as in old familiar days.
What’s still clear to me in this hometown
Is the scent of flowers as fragrant as ever.

人の心は移ろうものというから、
あなたの心の内はわかりませんけれど、
慣れ親しんだこの場所に咲く梅の花だけは、
今も昔も変わらぬ香りを放って
咲いてくれていることですねえ。

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