百一042)ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑのまつやま なみこさじとは


契りきな かたみに袖を
  しぼりつつ
    末の松山 浪こさじとは

清原元輔(きよはらのもとすけ)
男性(908-990)
『後拾遺集』恋四・七七〇

Do you remember our sleeves wet with mutual tears
In oath never to leave each other as the famed waves
Of Sue-No-Matsuyama never go beyond the cliffs
… Now you’re gone, it seems, leaving me alone in grief.

あり得ないことの代名詞と言われる
「末の松山を波が越す」ことがないように、
「二人の愛は決して変わらない」と、
私たちはお互い誓い合いましたよね、
涙に濡れた袖を絞って・・・
それなのに、あなたの愛はもう、
末の松山の彼方に消えてしまったのですね。

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