百一046)ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こひのみちかな


由良の門を 渡る舟人
  梶緒絶え
    ゆくへも知らぬ 恋の道かな

曾禰好忠(そねのよしただ)
男性(10世紀半ば)
『新古今集』恋一・一〇七一

As a ship whose helm is lost at the Straits of Yura goes adrift,
Helplessly lost in love, what shore, I wonder, I’d reach.

由良川が若狭湾に注ぐ海峡で、舟漕ぐ人が舵を失ったら、
そこから先はもう、どこへ流れ着くか知れたものではない
・・・そんな舵なき舟のさまに似て、
この先どうなることか、まるでわからぬ
我が恋の行方であることよ。

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