百一047)やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり


八重葎 茂れる宿の
  さびしきに
    人こそ見えね 秋は来にけり

恵慶法師(えぎゃうほふし)
男性(行幸参加記録あり=986)
『拾遺集』秋・一四〇

This residence in the old days haunted by lots of guests
Is now the host of weeds too thick to invite folks.
What still deserts it not is faithful wind of fall.

かつて源融が塩釜を模して豪奢に暮らしたこの河原院も、
今は幾重にも雑草が茂って寂しい限り・・・
寂しすぎて誰ひとり人は訪ねて来ないこの場所に、
しかし、秋だけは変わらずやって来るのだなあ。

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