百一048)かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな


風をいたみ 岩うつ波の
  おのれのみ
    くだけて物を 思ふころかな

源重之(みなもとのしげゆき)
男性(c.940-c.1000)
『詞花集』恋上・二一一

As wind-driven waves dash against rocks,
Love-driven heart gets wilder within me.
Inside me alone: if known to you as such,
It’ll frighten you off… what a powerlessly powerful passion!

吹き荒れる強風に煽られて、
岩に当たって砕け散る波のように、
激しい恋情に胸の中が波打つ
・・・のは、この私だけ
・・・あなたの気持ちはわからない
・・・こんな激しい想い、あなたにぶつけるわけにも行かない
・・・そんな物思いの高波に千々に乱れ、
心悩ましき今日この頃の私なのです。

一首 前へ←  『小倉百人一首』  →一首 後へ
・・・かるた取り名人目指すなら、こちら→
★この和歌を自分の「Twitter(ツィッター)」アカウント上で紹介→