百一049)みかきもり ゑじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ


御垣守衛士のたく火の
  夜は燃え
    昼は消えつつ物をこそ思へ

大中臣能宣(おほなかとみのよしのぶ)
aka.大中臣能宣朝臣(おほなかとみのよしのぶあそん)
男性(921-991)
『詞花集』恋上・二二五

Imperial guards burn fire in Palace
Blazing by night, invisible by day.
As stealthy in the day is my love for you,
Burns up my heart at solitary nights,
Leaving me alone in silently yearning days.

帝の身辺をお守りする衛兵の焚くかがり火は、
夜は激しく燃え盛り、昼間はひっそり消えている、
でしょう?・・・あれと同じなんです、私の恋情も。
一人過ごす夜には狂おしいまでにあなたを想い、
明けてはただもう抜け殻のように
消沈した心を抱えて日中を過ごす
・・・それほど強く、己を焼き尽くすほどに、
あなたをお慕いしているのです。

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