百一060)おほえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて


大江山 いく野の道の
  遠ければ
    まだふみもみず 天の橋立

小式部内侍(こしきぶのないし)
女性(c.999-1025)
『金葉集』雑上・五五〇

Far too long is the way to Ooeyama
Never have I trodden Ama-no-hashidate;
Haven’t even heard a word from Mom who’s now in Ikuno,
Never have I traversed there ― the verse I sing is mine, you know.

「歌合せの代詠の作品は、
丹後の国におられる母上の和泉式部から、
もう届きましたか?」
とあなたはからかうけれど、
大江山越え生野路の丹後への道のりは、
踏み越えて行くには遠いので、
私はまだ、御当地名物の天の橋立を
この足で踏みしめたこともなければ、
母から送られて来る手紙を
目にしたこともないのですよ。

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