百一067)はるのよの ゆめばかりなる たまくらに  かひなくたたむ なこそをしけれ


春の夜の 夢ばかりなる
  手枕に
    かひなく立たむ 名こそ惜しけれ

周防内侍(すはうのないし)
女性(c.1037-c.1109)
『千載集』雑上・九六四

Your arm as my pillow?… I think I’ll have to sleep on it.
Spring frolic will fly away, flirting name is here to stay.
So, why not spare your arm, much as I will my name?

「枕はどこ?」と言った私に、
「よければ、どうぞ」と腕枕を差し出すあなた
・・・ですが、短い春の夜の夢のように
すぐにも醒める仮寝のために、
腕(かひな)を貸してくれたあなたと私の間に、
実体もない(かひなき)恋の浮き名が
立ってしまったとしたら、
それは残念なこと・・・でしょう?

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