百一068)こころにも あらでうきよに ながらへば こひしかるべき よはのつきかな


心にも あらでうき世に
  ながらへば
    恋しかるべき 夜半の月かな

三条天皇(さんでうてんわう)
aka.三条院(さんでういん)
男性(976-1017)
『後拾遺集』雑一・八六〇

If my life lasts longer than I will,
This’ll be the moon I’ll look back upon
To fondly remember how weary of the world I was.

何とも辛いこの世の中に、
私は長く生きていたくない・・・
けれど、不本意にも私が
長生きしてしまったとしたら、
今夜見るこの月のことを思い出して、
「あぁ、あの頃は、
長生きなんてしたくない、とか、
月を眺めて嘆いていたなあ・・・
あの頃が懐かしいなぁ」などと、
懐旧の情に浸りつつ、
きっと恋しく思い出すのだろうなあ。

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