百一071)ゆふされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく


夕されば 門田の稲葉
  おとづれて
    芦のまろやに 秋風ぞ吹く

源経信(みなもとのつねのぶ)
aka.大納言経信(だいなごんつねのぶ)
男性(1016-1097)
『金葉集』秋・一七三

The sun fading away with the wind bringing dusk,
Ears of rice in the field whispering soothing voice of fall,
No human visits this hut ― a host to Nature’s call.

夕暮れ時、秋風が肌に優しく吹く頃には、
門前の田に実る稲穂もそよそよと揺れて、
耳をくすぐるその音色も涼しく心地良い・・・
けれど、芦葉で葺いた粗末なこの家には、
吹く風とその音の他には、訪れる人もない。

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