百一074)うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを


憂かりける 人を初瀬の
  山おろしよ
    はげしかれとは 祈らぬものを

源俊頼(みなもとのとしより)
aka.源俊頼朝臣(みなもとのとしよりあそん)
男性(1055-1129)
『千載集』恋二・七〇八

A cruelly cool she was to me before I ever asked You,
Hasedera on Hatsuse-yama, to change her ways, but now,
She’s got as wildly stern as the wind blowing down Your slope,
You took my wishes upside down, or merely tried to knock me down?

薄情だったあの人の気持ちが、
どうか私になびいてくれますようにと、
霊験あらたかな長谷寺の観音に祈った私でしたが、
あの人の気持ちは前にもまして、
ひどくつれなくなってしまいました・・・
初瀬山から吹き下ろす山風よ、
何も私は、あなたのようにひどく激しい感情を、
(それも、とびきり冷たく厳しいそれを)
あの人に望んだわけでもないというのに。

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