百一081)ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる


ほととぎす鳴きつる方を
  ながむれば
    ただ有り明けの月ぞ残れる

藤原実定(ふぢはらのさねさだ)
aka.後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)
男性(1139-1192)
『千載集』夏・一六一

Cuckoo’s voice resounding still in my ears
Inviting my eyes to its certain presence at dawn,
What did I find but a moon left alone in the sky?

夜明け時、周囲の静寂を破るように、
不意に響いたほととぎすの鳴き声・・・
はっと思って、声のした方を見やれば、
鳥の姿はどこにも見えず、
そこにあるのはただ、昨夜の名残りの明け方の月。

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