百一087)むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ


村雨の 露もまだ干ぬ
  槇の葉に
    霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

寂蓮法師(じゃくれんほふし)
男性(c.1139-1202)
『新古今集』秋下・四九一

Abrupt rain from the sky still wetting leaves in the form of dew,
Rising mist filling dusk of fall hiding trees in thick white veil.

空から出し抜けに落ちて来た通り雨が上がり、
樹々の木の葉に溜まった雨粒もまだ乾かぬ先から、
今度は木の葉の間を縫うようにして
霧が空へと立ち昇り、周囲をぼーっと霞ませて行く、
そんな秋の夕暮れ時。

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