百一089)たまのをよ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする


玉の緒よ 絶えなば絶えね
  ながらへば
    忍ぶることの 弱りもぞする

式子内親王(しょくし/しきしないしんわう)
女性(1149-1201)
『新古今集』恋一・一〇三四

Frail string of life that keeps me alive,
Snap if you will, for, live long if I should,
My love might come out… hold out how long could I?

人の生命力をつなぎ止めるという命の糸よ、
切れるならいっそ切れてしまっておくれ。
切れもせずにこのまま生き続けていれば、
今のところ隠しおおせているあの人への恋心も、
隠す力が弱ってしまい、人に知られたその先に、
どんな困った人生が待っていることか、
わかったものではないのだから。

一首 前へ←  『小倉百人一首』  →一首 後へ
・・・かるた取り名人目指すなら、こちら→
★この和歌を自分の「Twitter(ツィッター)」アカウント上で紹介→