百一090)みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず


見せばやな 雄島の海人の
  袖だにも
    濡れにぞ濡れし 色はかはらず

殷富門院大輔(いんぶもんゐんのたいふ)
女性(c.1130-c.1200)
『千載集』恋四・八八六

I wish you could see the color of my sleeves.
That of Ojima’s fishermen’s, though wet, remains unchanged.
How constant is your love? What color is your heart?
My sleeves are red with tears I shed over you.

雄島の漁師の着物の袖は、
海の水に濡れまくっているのに、
それでも色は変わらない
・・・のに、私の袖の色ときたら
・・・薄情なあなたに見せたいものですよ・・・
苦しい恋のために流す血の涙で、
真っ赤に色が変わってしまっているのだから。

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