百一091)きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ


きりぎりす 鳴くや霜夜の
  さむしろに
    衣片敷き ひとりかも寝む

藤原良経(ふぢはらのよしつね)
aka.前太政大臣後京極摂政(さきのだいじょうだいじんごきゃうごくせっしょう)
男性(1167-1206)
『新古今集』秋下・五一八

Will none but crickets’ voice attend me in this frosty night?
Lying down on shabby rugs, I whisper to my solitary sleeve.

霜の降る寒い夜、
コオロギの鳴き声を聞きながら、
筵を敷いた寝床の上で、
愛する人と寄り添うこともない独り寝に、
一人きりの着物の片袖に包まれながら、
虚しく落ちて行くのかなあ、今夜の私は。

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