百一094)みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり


み吉野の 山の秋風
  さ夜ふけて
    古里寒く 衣打つなり

藤原雅経(ふぢはらのまさつね)
aka.飛鳥井雅経(あすかゐまさつね)
aka.参議雅経(さんぎまさつね)
男性(1170-1221)
『新古今集』秋下・四八三

Wind through mountains of autumnal Yoshino’s village,
Capital of old days getting ready for winter to come,
Audibly cold by the sound of cloth beaten with wood.

吉野の山に秋の風が吹き、
やがて夜が深まって周囲を闇に呑み込む頃、
どこからともなく聞こえて来るのは、
衣服に光沢を出したり柔らかくするために、
石や木の台の上に乗せて木槌で叩く音
・・・今は寂れた昔の都は、
冬支度を始めているらしい・・・
そういえば、秋の風も、
涼風よりもう寒風のように感じられるなあ。

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