百一096)はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり


花さそふ 嵐の庭の
  雪ならで
    ふりゆくものは わが身なりけり

藤原公経(ふぢはらのきんつね)
aka.西園寺公経(さいおんじきんつね)
aka.前太政大臣入道(さきのだいじゃうだいじんにふだう)
男性(1171-1244)
『新勅撰集』雑一・一〇五二

Wind-induced snow of flowers timelessly white in spring
Might be pleasant to see, but well, whiter still is my hair
Reduced in volume with the passage of time,
No spring ever visits me again.

春の嵐は、桜花に誘いかけて、
時ならぬ雪のような桜吹雪を庭に散らすもの
・・・だが、雪のように「降る」のが
綺麗な桜の花びらならばまだよいけれど、
年齢的に「古びる」ばかりの私の身の上は、
何ともやりきれないものだなあ。

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