百一097)こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ


来ぬ人を まつほの浦の
  夕なぎに
    焼くや藻塩の 身も焦がれつつ

藤原定家(ふぢはらのさだいへ/ていか)
aka.権中納言定家(ごんちゅうなごんていか)
男性(1162-1241)
『新勅撰集』恋三・八四九

Girls at Matsuho catch seaweed in the morning,
To be burnt in the evening dipped in seawater.
Wait patiently for salt to be left…
Wait restlessly for lovers in vain.

松帆の浦で、朝は玉藻を海で採り、夕方は藻塩を浜で焼く
・・・と万葉集に歌われたその藻塩草じゃないけれど、
待てど暮らせど来ぬ人を、私はこうして、
じりじりする思いに身も心も焦がしつつ、
じっと待っているのです。

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