百一098)かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける


風そよぐ ならの小川の
  夕暮れは
    みそぎぞ夏の しるしなりける

藤原家隆(ふぢはらのいへたか)
aka.従二位家隆(じゅにいいへたか)
男性(1158-1237)
『新勅撰集』夏・一九二

Leaves of oak cooly waving over the River of Nara
Tell our senses that the season is autumn already.
Festival of Nagoshi is the untimely remnant of summer.

京都は上賀茂神社に程近い、
楢の小川を吹き渡る夕暮れの風は、
湿って重い夏のそれではなく、
そよそよと爽やかな秋の風情を湛えている
・・・神社では夏の風物詩の
「六月祓(夏越祓)」が行なわれているが、
今が夏だと示すものはこの行事だけ
・・・季節はもう秋なのだなあ。

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