伊勢物語003)ひじきもの

伊勢物語003)ひじきもの
 昔、男ありけり。懸想しける女のもとに、ひじき藻といふものをやるとて、
  思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむひしきものには袖をしつつも  
 二条の后の、まだ帝にも仕うまつりたまはで、ただ人にておはしましける時のことなり。
以下、アンチョコ現代語訳・・・作った人は→之人冗悟(Noto Jaugo) of http://fusaugatari.com/
現代日本語訳

伊勢物語003)ひじきもの
 その昔、一人の男がいた。
想いをかける女のもとに、「ひじき藻」とかいう品物を贈るついでに、こんな歌を詠んだ。
  あなたにもしも私を愛しく想う気持ちがあるならば、荒れ果てて貧しい私の家にでも訪ねて来てくださって、共寝の幸を味わうこともできるでしょうに。立派な敷物はないけれど、衣の袖を二人分敷き連ねて敷き布団にしてその上に二人で身を横たえる、という感じにはなりますけれど  
 二条の后が、まだ天皇陛下の御側にお仕えすることもなく、皇室外の一般人でいらっしゃった当時の話である。

現代語訳著作者=之人冗悟(のとじゃうご)・・・(C)2011http://fusaugatari.com/

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