伊勢物語037)下紐

伊勢物語037)下紐
 昔、男、色好みなりける女にあへりけり。うしろめたくや思ひけむ、
  われならで下紐解くなあさがほの夕影またぬ花にはありとも  
返し、
  ふたりして結びし紐をひとりしてあひ見るまでは解かじとぞ思ふ  
以下、アンチョコ現代語訳・・・作った人は→之人冗悟(Noto Jaugo) of http://fusaugatari.com/
現代日本語訳

伊勢物語037)下紐
 その昔、一人の男が、人気者で様々な男に言い寄られている女と肉体関係を結んだ。
彼女があまりに男性達に人気があるのを不安に思ったからであろうか、男は次のような歌を詠んだ。
  夕陽を待たずにしぼんでしまう朝顔の花みたいに頼りなげな情事だったかもしれないけれど、私以外の男に想われてその下着の紐を打ち解けた状態にしたりしないでくださいね(異性に想われると自然にすっと解けてしまうらしい紐ではあるけれど・・・)  
これに対する女の返歌は次のようなものだった。
  二人一緒に結んだ下着の紐を、私一人で待つ間は、再び巡ってくるあなたとの逢瀬の時までは、解かずにいるつもりの私です  

現代語訳著作者=之人冗悟(のとじゃうご)・・・(C)2011http://fusaugatari.com/

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