伊勢物語064)玉すだれ

伊勢物語064)玉すだれ
 昔、男、みそかに語らふわざもせざりければ、いづくなりけむあやしさによめる。
  吹く風にわが身をなさば玉すだれひま求めつつ入るべきものを  
返し、
  とりとめぬ風にはありとも玉すだれたが許さばかひま求むべき  
以下、アンチョコ現代語訳・・・作った人は→之人冗悟(Noto Jaugo) of http://fusaugatari.com/
現代日本語訳

伊勢物語064)玉すだれ
 その昔、一人の男が、恋しい女性と密かに言葉を交わし合うような真似もしないでいたので、彼女が今頃どこにいるのか気懸かりな思いに駆られて、次のような歌を詠んだ。
  私の身体が吹く風に化けてしまえば、玉簾の向こうに隠れて見えないあなたの元へも、そのすだれの隙間を探し出して、すっと入ることができることでしょうに  
この男の歌に対する女の返歌は次のようなものだった。
  たとえ取り押さえることが出来ぬ風だとしても、玉簾の隙間を探し出して入る、なんてことは、一体誰が許せば可能になるというのでしょう?私が許さぬ限り、たとえあなたが風になって忍び込もうとしても、無理なことだと思いますよ  

現代語訳著作者=之人冗悟(のとじゃうご)・・・(C)2011http://fusaugatari.com/

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