伊勢物語072)大淀の松

伊勢物語072)大淀の松
 昔、男、伊勢の国なりける女、またえあはで、隣の国へいくとて、いみじう恨みければ、女、
  大淀の松はつらくもあらなくにうらみてのちもかへる浪かな  
以下、アンチョコ現代語訳・・・作った人は→之人冗悟(Noto Jaugo) of http://fusaugatari.com/
現代日本語訳

伊勢物語072)大淀の松
 その昔、一人の男が、伊勢の国にいた女と関係を持ったものの、再度の逢瀬も叶わぬままに、自分が隣国へ行くことになった際に、この男がひどく恨みがましい態度を取ったのに対し、この女は次のような歌を詠んだ。
  「大淀の松」じゃないけれど、男性を「待つ」身の女の立場は辛いもの・・・なのに例の松の木はのんきで、辛いことなどないでしょうに、その前に広がる「浦(うら)=入り江」の波は、沖へと出て行った後もまた帰って来る・・・けれどもあなたは私に「恨み(うらみ)」を言って隣国へと出て行った後には、もう帰って来ないのでしょうね  

現代語訳著作者=之人冗悟(のとじゃうご)・・・(C)2011http://fusaugatari.com/

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