伊勢物語115)都島辺の別れ

伊勢物語115)都島辺の別れ
 昔、陸奥の国して、男女すみけり。男、「都へいなむ」といふ。この女、いとかなしうて、うまのはなむけをだにせむとて、おきのゐて、都島といふ所にて、酒飲ませてよめる。
  おきのゐて身を焼くよりもかなしきはみやこしまべの別れなりけり  
以下、アンチョコ現代語訳・・・作った人は→之人冗悟(Noto Jaugo) of http://fusaugatari.com/
現代日本語訳

伊勢物語115)都島辺の別れ
 その昔、東北地方で、男と女が夫婦関係を結んでいた。
男は「自分は京都へ行くつもりだ」と言った。
この女は、ひどく悲しがり、自分は一緒に行けないが、せめて男を送り出す餞別だけはしようと思って、おきのゐての都島という地で男に酒を飲ませ、次のような歌を詠んだ。
  浜辺で藻塩を焼く「おきのゐて」じゃないけれど、身を焼くよりも悲しいのは、この「都島」という地で、「都」へ向かうあなたについて行くことも出来ず、我が身を「置き退いて」お別れせねばならぬ私の境遇です  

現代語訳著作者=之人冗悟(のとじゃうご)・・・(C)2011http://fusaugatari.com/

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