宇治拾遺物語(巻七 三)094三条中納言水飯の事

 これも今は昔、三条中納言といふ人ありけり。三条右大臣の御子なり。才かしこくて、唐土のこと、この世のこと、みな知り給へり。心ばへかしこく、肝太く、おしがらだちてなんおはしける。笙の笛をなんきはめて吹き給ひける。長たかく、Continue reading… 宇治拾遺物語(巻七 三)094三条中納言水飯の事

宇治拾遺物語(巻十一 五)129白河法皇、北面受領の下りのまねの事

 これも今は昔、白河法皇、鳥羽殿におはしましける時、北面の者どもに、受領の国へ下るまねさせて、御覧あるべしとて、玄審頭久孝といふ者をなして、衣冠に衣出して、その外の五位どもをば前駆せさせ、衛府どもをば、胡録負ひにして御覧Continue reading… 宇治拾遺物語(巻十一 五)129白河法皇、北面受領の下りのまねの事

宇治拾遺物語(巻十三 五)165夢を買ふ人の事

 昔、備中国に郡司ありけり。それが子に、ひきのまき人といふありけり。若き男にてありける時、夢をみたりければ、「あはせさせん」とて、夢ときの女のもとに行きて、夢あはせて後、物語してゐたるほどに、人々あまた声して来なり。国守Continue reading… 宇治拾遺物語(巻十三 五)165夢を買ふ人の事