百一001)あきのたの かりほのいほの とまをあらみ  わがころもでは つゆにぬれつつ

秋の田の かりほの庵の   苫をあらみ     わが衣手は 露に濡れつつ 天智天皇(てんぢてんわう) 男性(626-671) 『後撰集』秋中・三〇二 Late in fall, wet are my sleeves, AContinue reading… 百一001)あきのたの かりほのいほの とまをあらみ  わがころもでは つゆにぬれつつ

百一039)あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき

浅茅生の 小野の篠原   忍ぶれど     あまりてなどか 人の恋しき 源等(みなもとのひとし) aka.参議等(さんぎひとし) 男性(880-951) 『後撰集』恋一・五七七 As the weedy field wiContinue reading… 百一039)あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき

百一048)かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな

風をいたみ 岩うつ波の   おのれのみ     くだけて物を 思ふころかな 源重之(みなもとのしげゆき) 男性(c.940-c.1000) 『詞花集』恋上・二一一 As wind-driven waves dash agContinue reading… 百一048)かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな

百一091)きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ

きりぎりす 鳴くや霜夜の   さむしろに     衣片敷き ひとりかも寝む 藤原良経(ふぢはらのよしつね) aka.前太政大臣後京極摂政(さきのだいじょうだいじんごきゃうごくせっしょう) 男性(1167-1206) 『新Continue reading… 百一091)きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ

百一093)よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも

世の中は 常にもがもな   渚こぐ     あまの小舟の 綱手かなしも 源実朝(みなもとのさねとも) aka.鎌倉右大臣(かまくらうだいじん) 男性(1192-1219) 『新勅撰集』羈旅・五二五 I wish the Continue reading… 百一093)よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも

百一094)みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり

み吉野の 山の秋風   さ夜ふけて     古里寒く 衣打つなり 藤原雅経(ふぢはらのまさつね) aka.飛鳥井雅経(あすかゐまさつね) aka.参議雅経(さんぎまさつね) 男性(1170-1221) 『新古今集』秋下・Continue reading… 百一094)みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり

百一097)こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ

来ぬ人を まつほの浦の   夕なぎに     焼くや藻塩の 身も焦がれつつ 藤原定家(ふぢはらのさだいへ/ていか) aka.権中納言定家(ごんちゅうなごんていか) 男性(1162-1241) 『新勅撰集』恋三・八四九 GContinue reading… 百一097)こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ