徒然草187)よろづの道の人

 よろづの道の人、たとひ不堪なりといへども、堪能の非家の人に並ぶ時、必ず勝る事は、弛みなく慎みて軽々しくせぬと、ひとへに自由なるとの等しからぬなり。芸能所作のみにあらず。大方の振舞、心づかひも、愚かにして慎めるは、得の本なり。巧みにしてほしきままなるは、失の本なり。
★自分の「ツィッター」アカウント上で、この『徒然草』の章を紹介してみる→